第11回再放送〜美しいオヤツ劇場 特別篇

大根監督のブログで「一番狂った出来」と書いてあったけども本当に狂っていました。アンディ&ベンジャミンこと松尾さんオクイさんがメインなんだけどもこの二人の底力はすげーな。いくらBSでもバイオレンス過ぎる。
とりあえず、「箱の中身はなんだろな」ゲームが発端で元美しい男性が美しい男性をボコボコに殴り倒した上に発砲、に始まり、わずか30分の間にこれでもかってくらい血が流れてました。そのインパクトだけでも結構なもんなんだけど、これまでの放送内容がひとつの「本当の美しさ」という世界に収斂していく様は圧巻でした。なんつーか「クライマックス」の凄み、物語の基本であり力を感じたよね。

そんなすさまじい物語の中に差し込まれていた株元くんの「お兄ちゃん。って呼んでるけど、知らない人」も良かった。株元くんは和む。新人の割りに皆やけに濃いというか腹が据わってる感じのボーイズの中で「間違って入ってきちゃった」くらいの勢いで素人っぽい、フツーな雰囲気の株元くんの素朴さが活かされつつもテンポ良くて。ほんとボーイズ一人ずつ皆見せ場があってキャラも立ってて新人さんにはいい番組だよこれは。ものすごい過酷であるのも間違いないけど。

あと宮崎くんの死に顔(?)も良かった。あの焦点のない目が半壊した呪いの人形のような風情があって見事だったね。